標定点レスでUAV(ドローン)写真測量はもっとカンタンに
一度使えば戻れない、RTK方式を超える±3cm精度の秘密は...?
後処理方式高精度測量システム「KLAU PPK」はより親しみ易く知って頂き、関西弁が指し示す
ばちばち(=バッチリ)な精度を体現するため”精度ばちばち君”という愛称になりました。
当社調査では、UAV写真測量業務に占める割合で、標定点設置に関わる作業時間は全体の約35%でした。それらは全て人が手作業で行う必要があり、特に山間地や河川・港湾、災害地などでは標定点の設置自体が容易ではありません。その業務を極限まで減らすことが、生産性を高める大きなカギとなります。
"標定点とサヨナラ"
2020年春に国土交通省の出来形管理要領に準拠したことを受け、公共工事を含む国内の様々な現場において、「標定点を100m毎に設置」とされていたところを、検証点のみを用いて測量精度を確保できるようになります。
"固定局とサヨナラ"
専用ソフトにより適切な仮想基準点情報を自動的にダウンロードし、高精度な後処理補正が施されるため、VRS配信業者との契約、UAV用固定基地局の購入や現場での設置作業などは一切不要です。
"携帯の電波とサヨナラ"
ネットワーク型RTK方式のようにリアルタイムでの補正情報の取得を必要としないため、現場でインターネット接続が必要ありません。山岳部や谷間などGPSが干渉しずらい現場でも、後処理方式であるため高精度な補正情報が取得可能です。
国土交通省が定めた公共測量などで基準とされる、水平・垂直共に精度±5cm以内をクリアすることができる秘訣は、PPK測位方式(後処理キネマティック方式;Post Processing Kinematic)を採用したことです。現地で取得したデータを電子基準局からの位置情報をもとに後処理補正をかけることで、高精度な位置情報が取得できます。さらに、UAVに搭載されるカメラレンズには個体差があり、それを弊社独自のノウハウによるレンズキャリブレーションを実施することで歪みを補正し、誤差±3cmを実現します。
カメラのレンズには個別に歪みが存在します。汎用的な測量ドローンにおいても同様に、レンズ1つ1つに個体差があります。それを補正するため、屋内などで簡易的にキャリブレーション作業を行うのではなく、実際のフィールドでドローンを飛行させることで、各レンズが持っている固有の歪みを高精度に補正する値を測定することができるのです。
メーカー提供による値 | 補正後の値 |
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誤差5cm以上 | 誤差5cm以内 |
SkyLink Japanのレンズキャリブレーションサービスは、1台ずつ、特設フィールドで正確に調整を行っております。お手持ちのUAVやカメラをお預かりして調整することも可能な有償サービスですので、お気軽にご相談ください。
"精度ばちばち君"は、あらゆる汎用UAVに搭載可能な『KLAU PPK Unit』と、取得したデータを後処理補正するためのソフト『KLAU PPK-J Desktop』によって構成される統合化された地形測量システムです。お手持ちのUAVへの搭載することも可能ですのでご相談ください。
重要情報の視認性が大きく向上。シャッターを押した際のイベント値や捕捉衛星数の他、座標位置等、数値化された詳細な情報が確認可能に。
USBメモリのフォーマット化を、ユニット上で完結可能に。PCとドローンを往復する手間がなくなり、測量作業の効率性が改善。
拡張性をもたせた設計となり今後様々な機能の搭載が可能に。
”精度ばちばち君”のユニットに無償付帯する専用ソフトは、わずか数ステップで後処理と任意の座標系への変換を行います。DJI製の測量UAV(Phantom4 RTK/Matrice210V2 RTK)に特化した「KLAU PPK-J Desktop for DJI RTK」もラインアップされています。
インターフェ―スは全て日本語に対応しているので、操作に迷うことなく直接的に扱うことができます。
後処理に必要な仮想基準点情報について、飛行場所や時間をユーザー側で指定することなく自動的にサーバーから取得。補正情報一年間無償ダウンロードサービスが付帯します。
UAVが飛行中に傾斜する影響で、GNSSアンテナとカメラの中心およびジンバル間には、3次元的な位置の相違が発生します。機体のIMU情報を用いてこの差を補正し、各写真の正確なカメラ中心位置を決定します。
デフォルトの座標値および楕円体高に対して、セミ・ダイナミック補正後の日本測地系(JGD2011)および、日本のジオイドモデル(GSIGEO2011)への変換に対応。変換後の値を使って3次元点群復元やオルソモザイク画像作成などの処理を行うことが可能です。
「測位情報取得から補正処理までを一貫して自社で行える完結したシステムなので、長期的に見ればコスト削減にもつながる上、更には実際の画像データの位置補正が社内で行えるので、補正データを間を置くことなしに検証できるという点に大変魅力を感じました。」
―――――― 50代男性 建設コンサルタント会社 常務取締役
「公共測量にはマニュアルがあるので対空標識は必須で、枚数を減らすことはできない。だけど本システムを使うことによって精度は上がりますよっていう話はできる。あとは、対空標識を置けない現場でも代用できるので、お客様に説明するときに信頼を得やすくなりましたね。他社ではできないことがうちにはできるという自信につながりました。」
―――――― 40代男性 建設コンサルタント会社 課長
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